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グフ・フライトタイプ
- MSの飛行計画の一環として開発された、グフ飛行試験型の設計思想を受け継ぎ、空中飛行を実現した機体。
拡大したジオン公国軍の戦線は、いつしか多様な地形の前に停滞を余儀なくされ、進軍速度の回復が急務となった。ガウ攻撃空母による運搬は制空権をもつ地域に限られたためMS自体の移動性能を増強すべく、飛行型の機体開発が模索される運びとなる。
先行機はスラスターの出力強化、熱核ロケット・エンジンの脚部への集中化などを行うが成果に繋がらず、計画は縮小されながらも継続されることとなった。
構造が複雑で整備性が低く、トラブルの要因ともなった脚部エンジンは熱核ジェット・エンジン4基に換装され、噴射口を大型化して出力を増強。バックパックに加えてスカート・アーマーにも可動式の安定翼を設置することで空中での制御を安定させ、1年戦争において唯一MS単独での本当の空中戦を実現した機体となった。