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プロトタイプケンプファー
- ケンプファーの原型機(初期開発型)となった試作重MS。
ケンプファーは部品の設計段階から規格を統一し、開発コストを軽減しつつ高い整備性を実現した統合整備計画に則って開発された。
本機は奇襲や強行突撃を主目的とする、強襲というコンセプトの機体として設計されており、秘密裏に敵地に搬送し威力偵察や後方攪乱も行えるよう、簡易施設での組み立てを可能とした機体のブロック構造が採用されている。また機体のブロック構造によるジェネレーター出力分割で、機体出力が低下する懸念から、ビーム兵装ではなくデッドウェイトにならない使い捨て可能な実弾兵装で高い火力と、短時日で最大戦果を残すため大推力スラスターによる爆発的な突撃、突破能力を実現しており、これらはケンプファーにも引き継がれている。
運用実績は定かではないが、宇宙世紀0087年、大型機関銃を装備した機体が宇宙海賊で運用されたとも言われている。