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ザクⅡ改
- 戦争の長期化による物資不足と新型機の投入を急ぐあまり、運用面への配慮が足りずに、熟練パイロットの機種転換が困難という問題を抱えていたジオン公国軍は、その解決策として、機種間での部品、装備品、操縦系統を共通規格化するための「統合整備計画」の発動を決定した。
本機は、その計画にのっとって開発された最終生産型ザクⅡである。
本来の目的である共通規格化と同時に、豊富な実戦データを元にして、傑作機であるザクⅡの高い汎用性を残したまま、全面的な基本性能の向上に成功している。
しかし、この計画の実行はあまりにも遅く、戦争は最終局面へと向かっていたため、本機をはじめとした計画機のほとんどは目立った戦果を残すことなく終戦を迎えている。
ザク改、最終型、FZ型などとも呼ばれることがある。