2020.03.06
<開発便り>チーム編成の状況と機体調整について
- ■2020/03/06 17:00
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パイロットの皆さま、こんにちは!
新年の挨拶をしたかと思えば早三月・・・戦々恐々としています、ユニット&アクション関連担当の太田です。
今回はチーム編成と勝率についてお伝えします。 -
今回は過去の<開発便り>でお伝えした
『各COST帯での機体カテゴリ間の有利不利の状況』に関連した内容であり
主に強襲機の状況と調整についてのお知らせとなります。 - ■はじめに
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以前より『強襲機をチーム編成に組み込まない方が勝てるのでは?』といったお声を頂いております。
こちら過去の開発便りでも少し触れましたが、一部COST帯の汎用機の性能が
強襲機の特徴である高い高速移動速度&瞬間火力を備えており、これに起因したものと考えています。 -
今回は年始に実施した複数体に及ぶ機体調整から十分なデータ集計期間が得られましたので
改めてデータを集計すると共に、実際の状況・問題・対応について報告します。 - ■強襲機がチーム編成に組み込まれたときのチーム勝率(地上)
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はじめにチーム編成に強襲機がいる・いない場合のチーム勝率を把握するため
『チーム編成に強襲機が組み込まれたときのチーム勝率(平均)』を集計しました。 -
下図は6vs6対戦時のチーム編成に強襲機が組み込まれたときの『チーム勝率』と『出撃回数の割合』となり、
例えばCOST500戦の強襲機を見たとき以下の状態が読み取れます。
・強襲機がチーム編成に0機の場合、チーム勝率は51.5%(出撃回数の割合は21.37%を占める)
・強襲機がチーム編成に1機の場合、チーム勝率は49.7%(出撃回数の割合は60.86%を占める) - 今回はこちらのデータを手掛かりに各機体ごとの詳細な戦績とあわせて対応方法を検討しています。
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- ※データの集計条件は以下となります。
- ・データの集計期間:2020/01/17(金) ~ 2020/02/25(火)
- ・レーティングマッチの出撃、かつレーティングランク(地上)がB以上でのみ集計
- ・出撃回数割合が1%を下回る極稀なチーム編成は集計から除外しています。
- ■問題点
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上図よりCOST550、500、250、200帯で強襲機がチーム編成に組まれていない場合、チーム勝率と出撃回数の割合が高くなっています。
『COST帯ごとに出撃できる機体や機体性能が異なる』『お互いのチーム編成の読みあい』等の要素等があるため
「ベストなチーム編成はこれだ!」とは一概にいえませんが、
『特定のMSカテゴリの編成数が0機の方が強い』という状況は望ましくありません。 -
汎用・強襲・支援機のいずれかがチーム編成に組み込まれていることが、
3すくみの役割が正しく機能する状態であると考えています。 -
尚、支援機はどのコスト帯においても、チーム編成に1機以上のときにチーム勝率が高くなっています。
強襲機も支援機のような編成数と勝率を目指します。 - ■対応方針について
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このデータから強襲カテゴリ全体に問題があるのではなく、特定のCOST帯の強襲機に問題があることが判明したため
一部に限定した調整を決定しました。 - ■詳細と対応について
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次に問題があるCOST帯に出撃した機体ごとの戦績を再集計しました。
以下に状況と対応内容をあわせて記述します。 - ◆COST200(地上)について
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当COST帯に出撃でき、COSTが適正である強襲機は『ザクⅠ』『アッガイ』『ジム・ライトアーマー』の3機です。
個々の戦績を確認したところ、『ジム・ライトアーマー』と『ザクⅠ』は想定内になっていましたが
出撃回数割合が15%を超える『アッガイ』の勝率が46.5%と低く、全体の平均値を大きく下げている状況でした。 -
アッガイを除いた集計データを確認すると、勝率が1.7%上昇していたため、
COST200ではアッガイLV1を調整します。 - ◆COST250(地上)について
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強襲機が1機出撃した場合の勝率は問題ありませんが、
編成数が0機の場合は1機以上の勝率となっており、さらに出撃回数の割合も高い状態でした。
個々の機体の戦績を確認すると、COST200と同様にアッガイの勝率が低く全体の勝率を下げてる状態でした。
よってアッガイLV2を調整、それ以外の機体LVも戦績が低いためこちらもあわせて調整します。 - ◆COST500と550(地上)について
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一部の汎用機の戦績が高く、強襲機の戦績が全体的に低い状況でしたので
目標とする戦績に到達していない以下の強襲機を中心に上方修正します。 -
・イフリート改
・ガンダム5号機
・ガンダムピクシー
・ギャン
・グフ・カスタム
・ブルーディスティニー2号機
・プロトタイプガンダム
・G-3ガンダム -
- ※これまでの<開発便り>にてお伝えしている内容となりますが、
基本的には集計データをもとに「上方修正によるバランス調整」から行うことを方針としております。 - ※調整内容の詳細は後日改めてご説明します。
- ※調整機体は変更される可能性がございます。
- ※これまでの<開発便り>にてお伝えしている内容となりますが、
- ■強襲機がチーム編成に組み込まれたときのチーム勝率(宇宙)
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続きまして宇宙の戦績となります。
COST500、550帯に強襲機がチーム編成にいない場合
勝率と出撃回数の割合が高くなっており地上の戦績に近しい状況でした。 -
- ※データの集計条件は以下となります。
- ・データの集計期間:2020/01/17(金) ~ 2020/02/25(火)
- ・レーティングマッチの出撃、かつレーティングランク(宇宙)がB以上でのみ集計
- ・出撃回数割合が1%を下回る極稀なチーム編成は集計から除外しています。
- ■詳細と対応について
- 対象のCOST帯に出撃した機体の戦績を再集計したところ、以下の状況となっていました。
- ◆COST500、550(宇宙)について
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地上と同様に一部の汎用機の戦績が高く、特にCOST500の強襲機の戦績が全体的に低い状況でした。
これに加え以下の様子が見られました。 -
・適正COSTではない機体が出撃しており勝率を下げていました。
COST500の戦闘にストライカーカスタムLV1(機体COST450)で出撃、勝率が36%になっていた等。
尚、適正COSTである機体LV2は想定内の数値となっています。 - ・出撃回数が多いフルアーマー・ガンダム【TB】の勝率43.8%と低く、全体の勝率を大きく下げていました。
- この点を踏まえつつ、目標とする戦績に至っていない以下の強襲機体を中心に上方修正します。
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・ガンダム5号機
・ギャン
・ブルーディスティニー2号機
・フルアーマー・ガンダム【TB】
・プロトタイプガンダム
・G-3ガンダム - ■統括
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本作ではMSカテゴリ同士に有利・不利の関係を持たせた三すくみを採用して
チーム編成や機体の遊び方(立ち回り)等の幅を広げることを目的としていますので
MSカテゴリが不要となる環境であればこれを適宜改善させて頂きたいと考えています。 -
そして今回の修正で改善されない場合は、
特定のコスト帯のみ『MSカテゴリ間のダメージ補正』(強襲機が汎用機から受けるダメージの補正等)に
手を加えることも視野に入れております。 -
尚、今回告知させて頂いた機体調整は3月中に実施する予定です。
以上となります。今後ともバトオペ2をよろしくお願いいたします。 - (開発・太田)