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量産型Zガンダム
- エゥーゴのフラグシップ機であったZガンダムの量産化を目指し開発された機体。
ZガンダムはMSに備わる各種スラスターのベクトルを可変機構を通じ同一方向に統一することにより、MS単体における統合された推力で、サブ・フライト・システム相応の高速一撃離脱、長距離移動を実現、全領域で卓越した運用が可能だったが、変形機構実現のために機体内部構造の大半をムーバブル・フレームとしたことで軽量化が進みジェネレーターやスラスターが質量比を超える出力を示すなど、MS形態でも類まれな性能を備えていた。この点に注目した軍部は原型機であるZガンダムの変形機構を廃止、量産化が検討されることなった。
量産化にあたり頭部のツイン・アイやV字アンテナも廃されるなど徹底的なコストダウンが行われ、高水準で安価な攻撃用MSとして期待されたが、同時期に開発が行われていた百式改などのコンペティションで敗れ、数機が製造された時点で開発は中止となってしまった。